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      福連木の子守唄
                 伝承地 天草町福連木
            伝承者 野田アサエ(大正10年生)  


 
ねんねこばっちこゆうて ねらん子はたたけ
 たちゃて ねらん子は 尻(じご)ねずめ

 ねんねこばっちこは  もり子の役目
 そういうて ねらきゃて 楽をする

 おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先きゃおらんと
 おっても盆べこも  きしゃされず


 
①♪♪福連木の子守唄(歌唱:野田アサエ)

  ②♪♪福連木の子守唄(歌唱:福連木小学校児童)

天草町福連木地区に安政年間以前から唄われていたという子守唄が伝えられています。歌詞はいろいろ伝わっており、30種類以上が知られています。歌詞の内容は哀愁ただよう子守の心情を唄っています。安政年間に書かれた出稼ぎ取り調べ帳によると6歳から74歳までの男女36人が出稼ぎに出ていたことが分かります。子守の場合行き先は人吉が多かったといいます。この子守歌は球磨地方に伝えられている「五木の子守唄」と歌詞の内容や曲節がよく似ています。どちらが源流と言うことは分かりませんが人や文化の交流もあったことが伺われます。

<資料>①福連木の子守唄について
    ②福連木の子守唄の歌詞と由来

<参考>レポート ・五木と福連木、2つの子守唄

  <福連木の子守唄 歌詞フルバージョン>
  ねんねこ ばっちこいうて ねらんこは たたけ
  たちゃて ねらんこは じごねずめ
  

  ねんねこばっちこは もり子の役目 そういうて
  寝らきゃて らくをする
  

  おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先きゃ おらん
  おっても ぼんべこ きしゃされず
 

  おどんが死んだ時ゃ だあが泣いてくるきゃ
  山の からすと親様と
  

  おどんが死んだ時きゃ 大道端いけろ
  登り下にゃ 花もらう
  

  花はたつつちゃ しばん葉はたつんな
  椿 つつじの 花たてろ    
 

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